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義務と責任 違いは?

ケンサク結果

一番の違いは、自主性があるか無いか。

  1. ぎむ【義務】法律上または道徳上、人や団体がしなくてはならない、また、してはならないこと。
  2. せきにん【責任】人や団体が、なすべき務めとして、自身に引き受けなければならないもの。

義務ってなんだ?

6月21日をもって、ついに舛添氏が東京都知事の職を辞任した。
不誠実な態度を取り続け、自身の政治資金問題もまともに解決しないまま。

以前も記事にはしているが、それでも舛添氏には退職金が支払われる。
2年4ヶ月の在職で退職金は2000万円ほど。

それにしても、給料や退職金の返還はしないし、湯河原の別荘も売らないとは恐れ入った。
面の皮の厚さも、ここまで来ると感心する。今なら9mm弾程度ははじくんじゃなかろうか。

ニュースを見て、
「やっぱり退職金貰うのか」
とひとりごちたところ、同僚にこう返された。
「だって返す義務はないからなあ」

なるほど、確かに。
辞任した際に退職金を返さなければならない決まり(義務)はない。
でも、個人的には返すべきじゃないのかと感じる。それが都知事を自らの不祥事で辞任する際の責任なんじゃないかと。

義務ってなんだ?
責任ってなんなんだろう?

義務≠責任

義務と責任は違う。
これは感覚でなんとなくわかっていた。
でも、具体的にどこがどう違うのかは理解していなかった様に思う。

恥ずかしながら、この歳まで言葉の意味を把握していなかったのだ。
調べるは一時の恥、知らぬは一生の恥。
いい機会なので、調べてまとめてみた。

義務とは

義務を言葉で調べると、決まりごとや規律、規則といった言葉が多く見られる。
また、『しなければならない』と『してはならない』という、2つの意味合いを持っている。

やる事はやる、やらない事はやらない。
線引きがしっかりした表現で行動を縛っていると言える。

責任とは

責任を調べてみると『自分の立場を鑑みて、当然しなければならない事柄』との表現があった。
当然しなければならない事柄というと、これはもう判断が凄く難しい事になる。
これぐらいで良かろうと思っても、周囲からは足りないと言われる恐れがあるからだ。

決まりごとだけではなく、自分で判断する部分を持つ。
義務に比べて線引きが曖昧で、かつ、義務を包含していると言える。

舛添氏の場合

舛添氏の政治資金支出は、違法ではない。
政治資金規正法は、資金の授受については厳しい決まりがあるものの、支出に関してはザルも良いところだからだ。
収支の記録さえつけておれば、美術品を買おうがクレヨンしんちゃんを買おうが『適法』なのである。

従って、氏の支出は政治資金規正法を守る『義務』は果たしていると言える。

だが、政治資金の私的使用は知事が取るべき行動としては不適切である。
都民の信頼を裏切らず、公明正大な資金使用をするべき『責任』は果たせていないだろう。

他にも、説明する『義務』は無くとも『責任』はあるだろうし、別荘を売る『義務』は無くとも都政への信頼を回復させる『責任』はあっただろう。

舛添氏は、確かに義務付けられた事は果たしていた。
だが、都民を代表して動く人間が、人に決められた事だけを守っておれば良い訳がない。

次の都知事には、『義務的』に仕事をこなす人では無く、都知事としての『責任感』を持った人についてもらいたいものだと思う。

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