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ムカデ 家屋侵入 防止策は?

ムカデが出た。

出たと言っても、職場での話だ。
家に出た訳ではない。

しかし、私の脳裏には昨年の恐怖がまざまざと思い出された。
寝苦しい暑さの夜、4度にもわたり体の上を這いずり回ったムカデの恐怖が。

あの恐怖は、実際に味わった者にしかわからないだろう。
腕を這いずり回るワサワサとした感触は、2度と経験したく無い感覚ナンバーワンである。

今年も当然、ありえるだろう。
ならば、私は備えねばならない。

今年こそはヤツらを侵入させまい。
断固たる決意を固めて、私はgoogleを開いた。

目 次

ムカデはツガイで現れる。本当か?

ムカデについて、以下の様な噂を聞いた事は無いだろうか。

  1. ムカデはツガイで出る。
  2. ムカデは熱湯で殺さなければ仲間を呼ぶ。
  3. ムカデを殺した時の匂いに仲間が集まる。

実はこれ、全くのデマである。
ムカデはツガイで行動しないし、殺した時の匂いに仲間が集まる事もない。

でも、実際に1匹殺したらすぐに2匹目が出てきたんだけど?
そう言う人も居るかもしれないが、デマはデマなのだ。
ムカデを沢山見るのは、単にムカデが出やすい環境だからである。

ムカデ対策は、いかにしてムカデが出やすい環境にしないかがキモとなる。

ムカデが出ない環境作り

ムカデは次の特徴がある。

  1. 湿気を好む
  2. 強い捕食性
  3. どこでも登れる

これらの特徴を適切に対処しなければ、ムカデの出ない環境は作れない。

湿気の除去

浴室や洗面所などの水周りは、ムカデにとって絶好の給水ポイントとなる。
また、家の周りにコケが年中生えているような湿気の多い場所は、ムカデが潜む事となり、屋内侵入の危険性が高まる。
排水などを改善した方がいいだろう。

ムカデは集中豪雨でもない限り雨の中でも普通に活動する。
降雨中や雨上がりには窓や玄関を開けっ放しにしないように。

虫を近寄らせない

ムカデには強い捕食性がある。
空腹時には、壁を駆け登って街灯に集まる羽虫に飛び掛るほどだ。
しかも、捕食対象は多岐にわたる。

夏場暗くなってくると、窓や玄関の電灯には沢山の虫が集まってくる。
この虫を狙ってムカデが寄ってくる事は、十分にあり得る話だ。
虫を寄せ付けないよう忌避剤を使うか、虫が寄り付きにくいLED照明を使おう。

侵入経路の封鎖

ムカデはどんな隙間でも入り込んでくる。
網戸と窓の隙間や換気扇もそうだが、この時期に危ないのはエアコンのドレンホースである。
ドレンホースは屋内に通じているだけではなく、ムカデの水場になりうる。

ドレンホースの先に、排水溝ネットなどを被せて輪ゴムで固定するだけでも、ムカデの侵入を防ぐ事が出来る。
ゴキブリの侵入防止にもなるのでオススメだ。

駆除方法

屋内で見つけた場合

まず、絶対に素足で近づいてはならない。
ムカデの動きは大変素早く、攻撃性も高い。
スリッパか、可能なら靴を履いて対処する。

ムカデは絶対に逃さないように。
先の固い棒状の物で頭を潰して殺すか、長い火ばさみなどで捕まえて屋外に投げ捨てよう。

難しい場合は、思い切って踏み潰す。
掃除は大変になるだろうが、逃がすよりはマシだ。

見失ってしまったら

屋内の食べ物(食べ残しやペットの餌、ゴキブリやクモ等の虫類)を極力無くした上で、浴室や台所周り等の水場に粘着式の罠を仕掛ける。
罠にはソーセージ等を追加すると誘引効果が高まる。

空腹になったムカデは屋内を歩き回り、水分を補給しようとする性質を持つ。
この時は攻撃性も高まっているため、注意が必要だ。

もしも噛まれてしまったら

すぐに以下の処置を行おう。

  1. 45〜50℃のお湯で患部を温めつつ、毒を絞り出す
  2. 病院に電話し、受診する

ムカデの毒は42℃以上になると不活性化するため、即座に温めることが必要。

また、スズメバチの毒と同じく、アナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあるため、必ず病院で診察を受けよう。

忌避剤は効くか?

個人的な経験から言えば、効く。
ただ、絶対では無いし、上記の対策を怠っていては効果も半減だろう。

しっかりと対策をとった上で、保険として忌避剤を使う。
そのぐらいの意識が無ければ、ムカデ被害を無くすことは出来ない。

ムカデは危険だが、人を狙って襲いかかる生き物では無い。
侵入してくるのには、必ず理由がある筈だ。
無闇に忌避剤を使うのではなく、何故侵入されたかを考えることが最も重要なのだ。

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